海外旅行ほぼ未経験!ニュージーランド旅行記(その4)


テカポ湖に到着


ニュージーランドに来て最初に泊まるホテルは、テカポ湖の南にあるPeppers Bluewater Resort Lake Tekapo。受付のある本館と、コテージタイプの別館が離れにある面白い構造。

この時点で、ツアー参加者の成田出発組と関西空港出発組が合流。総勢20人くらいだろうか。後に聞いたところによると、関西空港組は日本からオークランド、クライストチャーチまで旅行会社のサポートガイドが途中ついたものの、ほぼ自力で出国手続きから乗り継ぎまでこなしたらしい。すごい!

部屋の鍵をもらい入室。一人で寝るには広すぎる部屋だ。

夕食までに少し時間があったので、カメラを持ってテカポ湖、善き羊飼いの教会の周辺を散策。テカポ湖はニュージーランド南島のほぼ中央に位置する。氷河が溶けて湖に流れ込む間に石灰岩が削り取られ、湖水に混じると、湖が見る角度や太陽の高度によって湖面の色が変化する。見ていて楽しい。

たくさんのカモメが湖の周辺に飛来。人間を全くおそれず、人懐っこい。ニュージーランドでは沢山のカモメを見たが、捕まえられそうなくらい接近することができる。

夕食のレストランは、その名も「湖畔」。日本語で明記されている。

サーモン丼をおいしくいただいた。サーモンは外来種だが、持ち込んで養殖もしているらしい。脂が乗っていて美味!ワサビがしっかり乗っている。人気のレストランらしく、お客さんの並ぶ列が絶え間ない。


満天の夜空を舞台にした星空ツアー


夕食後はマウントジョン天文台星空ツアーに参加。マウントジョン天文台は、ホテルからバスで30分くらいの小高い山の上にある。他のツアー客たちと合流し、事務所らしき建物で一旦下車。日本人ガイド(女性)から足元を照らすライトと防寒用ジャケットを貸してもらい、ふたたびバスに乗り込み天文台を目指す。ライトの色は赤。色が白いと夜空を見上げた際、星が見えづらくなるとのこと。

テカポの街は全体的に照明が抑えられていた。ホテル室内も徹底した間接照明。星空が見えるように街を上げての取り組んだ結果だという。星空を街の遺産にするという発想が実にすばらしい。

バスから下車すると辺りは真っ暗。ライトとガイドの解説を頼りに歩いていく。しばらくするとマウントジョン天文台に到着。頭を上げると、そこには満天の星空が!

360度見渡せる地平線の半球が星で埋め尽くされている。天の川がアーチ状に流れているのが、はっきり見える。こんな風景は見たことがない・・・圧巻だ。

ガイドさんが時々緑色のポインターで星を指しながら星座、星、銀河、星団などについて丁寧に解説。北半球では見えづらい南十字星(これが一番見たかった!) オリオン座、こいぬ座、おおいぬ座の冬の大三角形。北半球での見え方と上下が反転している。南半球に来ていることを実感。

南十字星は南極星を中心に空を24時間で1回転

小学生の頃、公民館主催の林間学校で同じような星空見学をしたことを思い出していた。解説してくれた人は、たしか懐中電灯で星座を解説してくれたなぁ。当時アニメ「聖闘士星矢」が大人気で、神話や星座が大好きになったんだっけ。

天文台の望遠鏡をのぞきこみ、星団も見せてもらった。大航海時代にマゼランが夜空の定位置に雲がかかっていると勘違いしたことに由来するマゼラン星雲も見ることができる。

デジタル一眼レフカメラを持参すれば、プロカメラマンのSさんが星空の写真を撮ってくるサービスがあるので、さっそく依頼。Sさんが難しい夜空の写真をばっちり撮ってくれた。重い一眼レフカメラを持ってきた良かった! ツアー参加者の集合写真も別途撮影して、後日Flickrにアップしたものをダウンロードできる。本当によく考えられているツアーだ。

ひと通り解説が終わると、温かいチョコレートドリンクが配られる。1月下旬の体感気温はそれほど寒くはない。ダウンジャケット1枚があれば十分あたたかい。

ツアーの参加費用は大人1人=$185。テカポ湖の到着前、ガイドさんにクレジットカードを使って支払った。ツアーの所要時間はバス移動を含めて約2時間。もしニュージーランドに行く機会があれば、絶対にオススメ(天候によっては中止の場合あり)

ホテルの部屋に戻ったのが深夜1時頃。移動の疲れもあり、シャワーを浴びて明日の用意をしてウトウト。気づいたらイスに座ったまま寝ていた。あわててベッドに滑り込み、1時間くらい寝た。

明日はニュージーランド最高峰のマウントクックを見に行く予定だ。その5につづく。

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