オークランド空港から成田空港へ
1月31日(金) 日本帰国当日の早朝。ツアー客の成田組が関空組に先行してホテルをバスで出発。関空組の一組の夫婦が見送りにきてくれた。偶然にも同じ広島在住でびっくり。こんなこともあるんだね。
オークランド空港に到着。チェックイン、搭乗手続き諸々を済ませる。出発まで時間があるので朝食を摂ることに。サーモン入りのチーズタルトとミネラルウォーター。タルトのとろとろのチーズがおいしい。この頃になると海外でのレジ精算も慣れてきていた。ようやく文明の利器に適応できたということか。
添乗員のKさんが、オススメのお土産として Whittaker’sのチョコレートを紹介してくれた。ニュージーランドで人気の老舗チョコらしい。カカオ成分が多いビターなものある。量が多いので今回は買わなかったけど、次回来たら買っていこう。
搭乗時間になったのでゲートを抜けて、ニュージーランド航空機に搭乗。行きとを同じ窓側。幸いトイレに行くことはなかった。次回からは通路側を予約することにしよう。
飛行機はエンジンがうなり声をあげて、ふわっとした浮遊感に包まれると大地を離れた。ニュージーランドの茶色の大地と防風林がどんどん視界から遠ざかる。何度か上空を旋回して、進路を北に向けて一路成田へ。約10時間のフライトだった。機内食は2回。相変わらずおいしい。
帰りの機内では、なぜかあまり眠れず。持ってきていた新書を読みふけっていた。
成田に着いたのは夕方。飛行機の眼下にタンカーが見えて、そのうち千葉の陸地が見えた。着陸した成田空港は外に出ると冷え込んでいる。気温は約10度。オークランドより10度以上低い。キャリーケースが流れてくるのを待つ。なかなか出てこない。添乗員のKさんがツアーのタグが付いている荷物を率先して受け取ってくれていた。国内線の飛行機に乗り換える人がいるので、急ぐ必要があるにちがいない。感謝。
Kさんにお礼を言って、一緒に行ったツアー客にもわかれを告げる。リムジンバスの予約を取った(成田空港→品川駅)。ポケットWi-Fiの返却をしようと返却場所を探したが、見当たらない。空港の受付に聞くと、別の棟(第3ターミナル)にあるという。行くにはバスが必要。今いる第1ターミナルに返却場所はないかどうか調べたところ、あった! 返却場所に行くと、返却ポストがある場所ではどこに返してもOKとのこと。助かった。
成田に到着する前、Kさんから新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、成田空港の検疫が強化されていることを聞いていた。入国審査前にサーモグラフィーによるスクリーニングが行われている。空港内でマスクをしている人は全体の6割くらいだろうか。出発前、すでに空港職員は全員マスクをしていたと思う。
成田空港から品川へ
リムジンバスに乗り、品川駅へ。夜の湾岸を車窓からずっと眺める。行きと同じく見飽きない風景だ。品川駅に到着。半袖Tシャツの上にパーカーを羽織っただけの服装では寒い。思わずパーカーのフードをかぶった。
品川駅は帰宅するビジネスマンで混雑。ほとんどがコートを着ている。暖冬が続いていた関東に、ようやく冬が訪れたようだった。品川駅から大森海岸駅に向かうために京急線のチケットを購入。改札口がなぜか閉鎖されている。JR線で人身事故が発生し、振替輸送をしているとのこと。しばらく待ってようやく改札口に入れた。エスカレーターは止まっている。キャリーケースをがんばって持ち上げながらホームまで登る。ホームは大混雑。ようやく乗り込んだ下り列車も大混雑。10年ぶりくらいに首都圏のラッシュを体験。いつ乗っても殺人的だな。
なんとか大森海岸駅に到着。駅から徒歩5分くらいのホテルにチェックインして、すぐにダウンジャケットを羽織る。ホテル近くの定食屋で温かいそばを食べながら、あらためて日本に戻ってきた実感がじわじわ湧いてきた。
ホテルに戻り、TVニュースを見る。日本から出国した時より新型コロナウイルスの影響は深刻のようだ。帰国当日にニュージーランドで感染の疑いがある人が発見されたというニュースを知る。まさにギリギリのタイミングで日本に戻ってきたわけだ。シャワーを浴びて、ゆっくり眠った。
羽田空港から岩国錦帯橋空港へ
2月1日(土) ホテルを早朝にチェックアウト。大森海岸駅から羽田空港へ京急羽田線で移動。羽田空港でANAの搭乗手続きを行い、搭乗。
羽田を離陸。三浦半島、片瀬江ノ島海岸などが眼下に広がる。神奈川県は第二の故郷。なつかしい。
1時間半後、広島のしまなみ海道が見えてきた。遠くには愛媛の松山の市街地や四国最高峰の石槌山が見える。江田島も見えてきたあたりから着陸態勢に入る。そして岩国錦帯橋空港に到着。ここでニュージーランドへの旅行は終わりを告げた。
ニュージーランド旅行をあらためて振り返りたい。その10につづく。