海外旅行ほぼ未経験!ニュージーランド旅行記(その6)


女王陛下の街、クイーンズタウン


クイーンズタウンは、かつて19世紀半ばのゴールドラッシュで栄えた街。周囲の美しい山並みがビクトリア女王にふさわしいと言われて名付けられた。

街に到着後、Copthorne Hotel and Resort Queenstown Lakefrontにチェックイン。ホテルは改装工事中で、入り口には春節を祝う提灯などがぶらさがっている。旅行期間中、どのホテルも春節の観光客を歓待する提灯、「福」が上下反転したポスターなど貼られていた。ホテルはワカティプ湖のほとりにあり、街の繁華街から徒歩10分。アクセスがとても良い。

荷物を部屋に置き、マイクロバスに乗り込んでボブズヒルに登るスカイゴンドラへ向かう。ゴンドラは4人乗り。ボブズヒル山頂からマウンテンバイクに乗って降りるアクティビティがあり、ゴンドラに自転車を取り付けて山頂に向かう人もいる。

Queenstown Skyline Gondola

クイーンズタウンは商業ベースのバンジージャンプ発祥の地。A. J. ハケットさんが、バヌアツ共和国の通過儀礼を参考にクイーンズタウン郊外のカワラウ渓谷吊橋で始めたのがきっかけだとか。オークランドのスカイタワーでも行われていて、チャレンジしようとしたが日本円で2万円近くになることがわかり、次回チャレンジすることにした。チキンな心臓には覚悟が必要なのだ。

Flight

ゴンドラが山頂に到着。スカイレストランでディナービュッフェ。サーモンを使った太巻きが大人気!どんどんなくなっていくので、用意するスタッフもガンガン作る。ニュージーランドに来て初めて念願のラム肉を食べる。思ったよりクセがなく柔らかい。オークランドでもラムチョップを食べたが、これもおいしかった。ラム肉最高!

食後はスカイレストランの外の展望台からクイーンズタウンを眺める。自分が高所恐怖症であることを忘れるかのような壮大な風景が目の前に。クイーンズタウンの繁華街、ワカティプ湖、はるか向こうにはリマーカブルズ山脈のギザギザのシルエット。この日は霧が出ていて街全体がミルク色。クイーンズタウン在住のガイドさんによると、オーストラリア火災の影響で煙で上空が白くけむっているらしい。気温も例年より蒸し暑いとのこと。クイーンズタウンからシドニーまで、直線距離で約2,000km。ものすごく離れているにも関わらず、火災の影響は隣国ニュージーランドまで来ていた。

ゴンドラで山を降り、いよいよクイーンズタウンの中心街へ。中心街は歩き回れるくらいコンパクト。ニュージーランドで一番人気のクッキー、Cookie Timeの本店でお土産を物色。

クッキータイムは日本でもネット通販や東京・原宿の店舗でも買える。ニュージーランド限定デザインの缶入りチョコチップクッキーを購入。とても甘い甘い、ザ・ニュージーランドという感じのクッキーだ。

Aotea(アオテア)、OKギフトショップでお土産を見る。日本人スタッフがいるので日本語で質問ができて便利。オススメのお土産を聞くと、マヌカハニーか缶入りバターとのこと。前者は高い殺菌力を持つハチミツ。毎朝スプーン一杯なめると病気になりにくいらしい。現地では風邪薬としても使っているようだ。後者は家族用に購入。缶入りなので長期保存できる。冷蔵庫のバターがなくなったら、使ってみよう。

クイーンズタウンはサマーバケーションのシーズン中で街中に世界中から人が集まっているようだ。オープンカフェは家族連れ、カップル、老夫婦などが思い思いに食事をし、おしゃべりを楽しんでいる。街全体から高揚感が湧いていて、自分もその中の一人なんだと思うと不思議な気分。カモメを追い回す小さな子どもを眺めるだけでも微笑ましい気持ちに包まれる。

ニュージーランドの日没は1月下旬で午後9時くらい。日本との時差はプラス4時間。暗くなるまで時間がかなりある。湖畔沿いにホテルを目指す。途中、第1次世界対戦で命を落としたニュージーランド兵士の慰霊碑(ゲートの形)を見かけた。このような慰霊碑はニュージーランド各地で見られた。

ワカティプ湖の湖畔では夜になっても人がいっぱい。泳いでいる人もいる。ビール片手に仲間で語り合ったり、家族でのんびりと過ごしていたり。湖畔を抜けて坂道を登り、ホテルに戻る。

ガイドのKさんがクイーンズタウンで大人気のFergburger(ファーグバーガー)を紹介してくれた。30〜40分待ちが当たり前のハンバーガーショップ。ハンバーガーというよりバカでかくてメキシコのタコスみたいだ。自分は時間がなくて行けなかったので、次回訪れる時にはぜひ行ってみたい。

Fergburger

ホテルに戻るとクロムウェルで買ったレッドチェリーが冷蔵庫の中でいい感じで冷えていた。つまみながら明日の予定をチェック。

バスタブ付きのお風呂を利用して洗濯にチャレンジ。ホテルで洗濯をするのは初めてだ。バスタブにお湯を張り、日本から持ってきた洗濯用洗剤(部屋干しトップ ワンパック)を入れてかき混ぜる。そこにTシャツ、くつ下、下着などを入れてもみ洗い。入念にすすいだ後、折り畳めるハンガーをシャワールームのカーテンレールに引っかけて洋服を裏返しにして乾燥。ニュージーランドのカラッとした気候のおかげで、丸一日でしっかり乾かせた。

ホテルは連泊するため、使用済みのタオルは朝、部屋を出る前に床に置いておく。するとホテル側で新しいものに取り替えてくれる。自動的にあたらしいものに取り替えてはくれない。環境に配慮して、不必要ならやらない。ここにもニュージーランド流が徹底されている。

昨夜のようにイスで寝落ちしないよう、ベッドに潜り込みぐっすり寝た。その7につづく。

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