monologue

昨晩の夢に坂本教授が登場。
ビジュアル的には、白髪でオシャレかつラフなスタイルでビシッと決めている。
自分の中の潜在意識では、教授のイメージはこんな感じなのかな。
何故かサシで音楽話で盛り上がっていた(笑)
教授は相変わらずボソボソした口調で面白いことを喋っている。

教授の言葉で救われたことがある。
中学時代、今では考えられないことだが教科としての音楽が大っ嫌いだった。
歌は大好きで合唱コンクールの練習は大好きだったけど、音楽理論(いわゆる楽典)が苦手で5段階評価で2を貰ったこともあるくらい。
それが長い間、コンプレックスとなっていた。

ところが、それから大学時代に見たあるTV番組で、教授が「今の音楽教育はつまらない。理論に重きを置きすぎて、音を楽しむ、という言葉からは大いに逸脱してしまっている」という発言を聞き、目から鱗から出た。
音楽は楽しむもの・・・
その視点が決定的に欠落していたことに気が付いた瞬間だった。

それから程なくして、テクノとニューウェイブに出会うことになる。
この二つの音楽に共通しているのは、音楽が好きで好きで堪らないド素人が衝動だけで作り上げた点。
お金も無く、特別な音楽教育を受けたこともない。
でも音楽への愛情は人一倍溢れている。
そんな人たちが、知識やテクニックを超えた「センス一発」な領域で作り始めた。
自分たちで音楽を作り、レーベルを立ち上げ、ライブやギグ、パーティをオーガナイズして発信する。
自分はそこに、音楽の自由さを見出した。
お金がなくたって、テクニックがなくたって、音楽は作れるものなんだ。
そのツールとして、たまたま今の時代はシンセやリズムマシン、シーケンサーがそこにはあった。
DJだって、2台のターンテーブルと1台のミキサー、そして何枚かのレコードがあれば出来てしまう。

なんだ、簡単なことじゃん。
YMOチルドレンの一人である槇原敬之も「楽典は音を未来に継承する為の記号に過ぎない」と言っていた。
楽典を完全に否定はしない。
けど、自由に音を楽しむ機会を奪っている側面があるかも知れないと立ち止まって考えてみるのも大切かもね。
それから更に時代が進み、時は21世紀。
中古ビデオで見た憧れの教授は、THE MANZAIで矢沢永吉の真似をしていた・・・

https://www.youtube.com/watch?v=2wMtxHlC4xY

2件のコメント

  1. にゃ、にゃんだこりゃ?!
    教授の口に目が釘付けになりましたw

  2. >ねこさん
    忌野清志郎だそうです(笑)
    この頃、い・け・な・いルージュマジックで共演していたから、このネタを披露したんでしょうね。
    アッカンベー。
    個人的には「シンセサイザーを弾いていたら目の前を美女が通り、カッコ付ける坂本龍一」の真似をする細野さんが最高。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です