Yes, I Can!

長引く転職活動で一番重要なのはモチベーション、テンションの維持である。
という訳でポジティブマインドを継続するべく、これを買ってしまった。

生声CD付き [対訳] オバマ演説集
CNN English Express編
朝日出版社
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そう、これは”Yes, We Can!”で有名なあのオバマ米国大統領の演説集なのである。
CNNの報道の中から、彼の生い立ち~大統領選挙の勝利演説までをコンパクトにまとめた英語と日本語対訳が付いたテキスト。
また、付属のCDでは彼の肉声が聞くことができる。
ざっと読んでみると意味が分からない単語が所々に散りばめられているが、ひたすらポジティブなオーラが滲み出ているようだ。
彼は常にエリートであった訳ではない。
ケニア人留学生の父親とハワイに移住した白人女性の母親から生まれ、学生時代は黒人としてのアイデンティティに非常に悩んだそうだ。
インドネシア留学時代にはドラッグに溺れたこともあった。
そんな男が現在、様々な差別と偏見を乗り越えて一国の大統領に就任している。
生まれつきの「ハンディ」を背負ったにも関わらず、「壁」を乗り越えた強い意志。
これは見習わなければならないね。
自分は大学新卒の就職内定率が史上最低の55%という記録的な超氷河期に就職し、2社を経験して、昨年の金融危機の発生直前に退職して、就職活動を行ってきた。
ロストジェネレーションの一人として仕事選びで悔しい思いもしてきたし、同世代の同僚が高い能力があるにも関わらず正当に評価されず、びっくりするくらいの薄給で働いている姿も見てきた。
さらには、既得権益の上で「やり逃げ」している戦後の第一次ベビーブーム世代に対し、強い不信感と反発を感じたこともあった。
だがある時期を境に、例えどのような時代になろうとも、自分が飛翔できない理由を外部に求めるのは止めた。
所詮は負け犬の遠吠えであり、不満を吐き出しても誰も助けてはくれないのがはっきり分かったからだ。
最終的に信頼できるのは自分。
当り前のことが30年間生きてきて、ようやく理解出来た瞬間だった。
「志」を持って生きる。
広島に戻ってきて一番の収穫は、このことを発見できたことだ。
自分は戻るべくしてここに戻ってきたのだ。

6件のコメント

  1. kohさんなら大丈夫!
    だと思いますよ[絵文字:e-441]
    あたしなんて,kohさんより年上なのに,ひょうひょうと生きてきて,なんだか今に至ってるわけで・・・
    こんな風に言うと怒られそうだけど[絵文字:v-356]
    kohさんのブログ読んでると最近コメントするのが恥ずかしいくらい自分のアホさを感じております(反省[絵文字:e-263])
    頑張って下さい[絵文字:v-363]

  2. >はなさん
    真面目すぎるのが目下の悩みなのです。
    些細なことでも深ーく考えるクセが、時には自分でも嫌になる時がありますね。
    真剣に生きつつ、時には楽観視したいな~と思います。

  3. by 中川敬(ニューエスト・モデル時代)
    言っていることに対しては概ね理解。
    それを外に対する思考停止の言い訳にしなければ、ね(笑)。
    僕はkohさんとは違い、今の社会の(特に中途雇用に門戸を閉ざす企業や、それに対する政府の)無能ぶりが就職できない理由の一つ(あくまで一つね)だと、叫び続けてますが。
    たとえ負け犬の遠吠え、田作の歯ぎしりでも、沈黙するよりはマシだとも思っていますから。

  4. >通天閣男さん
    吠えないのは、子どもの頃からの気性なんです。
    正統派、正論で押し通そうとする癖は昔から治りません(笑)
    だから損ばかりするし、権力のある人たちにしてみれば、従順なカモ。
    洗脳しやすいですよー、自分で言うのも何ですけど。
    お利口さんって言うのかな?、こういうの。

  5. やっぱりkohさんってあたしからしたらおもしろい?興味深い[絵文字:i-198]です。
    あたしとは全く違うタイプでありながら嫌味を感じないんですよね[絵文字:i-184]
    なんて言うのかなぁ・・・今後も勉強させて頂きます[絵文字:e-282]

  6. >はなさん
    いや~、素のままの自分をさらけ出しているだけなんですが・・・
    面白いですか。
    そんな風に評価してもらったのは、生まれて初めてです。

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