Goo Goo Dolls

エド・はるみ「成人式は二度終えております」を読み終える。
生い立ちから女優を目指すきっかけ、結婚と離婚、NSC入学秘話、そしてブレイクと、私生活をさらけ出して綴った書き下ろしエッセイ。
すごくストイックな人だ。

楽して得るよりも、敢えて苦難の道を辿って得たものの方が手に入れた時の喜びが大きい。
そんなことを本気で考えるような女性なのだ。
だから一人芝居の講演費用を得るために始めたコンピュータ・インストラクターの仕事で、起業できるほど稼いでも、決してその道から外れることはなかった。

自分は女優になりたいという強い信念があったからだ。
自分はこういうストイックで意志の強い人は好きだ。
「もっと器用に生きればラクできるのに」
こう考える人もいるだろう。

でも本人にすればそれは納得できないことだし、妥協なのだ。
たとえ不器用だと言われても。
そんな強い意志を持つ人が、なぜ女優の道からお笑いに方向転換したのか?
「考え過ぎていいほど人生は長くない」
この一言に尽きる。

思い切って違う行動に出ることも大切。
それを受け入れたエドさんは、やっぱりデキる人だな、と。
これからお笑い人生を全うできるかは、エドさんの努力に拠る。
一発屋で終わるかもしれない。

けど、どんな人生であっても「幸福」であって欲しい。
一人のファンとしてそう思うのである。

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