沈黙

フェリーニの「8・1/2」を見る。

今年に入って2回目だ。
何度見てもポップ。
一番好きなのはサラギーナが浜辺で歌う哀愁たっぷりの曲。
それに聴き入る幼き日のグイド少年。
ノスタルジーたっぷり。

イメージフォーラムを後にして、タワレコ渋谷でPERFUME「Love The World」を購入。
タイトル曲は正統派テクノポップ、カップリングの「edge」はクラブトラックを意識したミニマルなズンドコ4つ打ち。
初期の元気なガールズポップから、大人っぽいクラブトラックへとだいぶ変化してきたな~。

この後、大竹まことさんの双子の弟が奥沢で経営するGotham Cafeに行く予定だが、電車で行けば20分で行けるところを何を考えたか徒歩で行くことにする。

渋谷から自由が丘まで直線距離で6.6km。
照りつける太陽の下、駒沢通りを代官山から中目黒、祐天寺、学芸大学を経て、駒沢公園までテクテク歩く。
周りの風景がどんどん変化していくのが面白い。
代官山から中目黒にかけては坂が多く起伏が激しい。
オシャレなブティックやカフェ、バー、雑貨ショップが多い。
祐天寺から学芸大学にかけては平坦で、スーパーや雑居ビルが立ち並ぶ。
駒沢公園に近づくにつれて高級住宅街になっていく。
爆笑したのが環7通りの駒沢陸橋を越えた途端、いきなりハイソな街並みに変わったところ。

ビルがなくなり、大きな敷地の一軒家が広がる。

駒沢東京園

これ、なんだか分かりますか?
正解は焼肉ハウス。
正式名称は焼肉ハウス駒沢東京園。
さすが駒沢、まるでバーベキューレストラン。

駒沢公園に到着すると、ひと休憩する暇もなく自由通りを南下して自由が丘を目指す。
駒沢から自由が丘にかけては高級マンションも多い。
一体この辺の住人はどんな生活を送っているのだろうか。
コンクリート打ちっぱなしのマンションに住んで育った子供は、どんな大人に成長するのだろうか。

子供の頃、東京生まれと聞いただけで感じた羨望。
田舎者なので、どーでもいーことをついつい考えてしまう。

閑静な住宅街を抜けて商売の香りが漂い始めたな、と思ったら自由が丘駅に到着。
駅前は老若男女乱がごった返して、そりゃあもう大騒ぎさ!
九品仏川緑道のベンチには休日の微笑ましい風景が。

アイスクリームをパクつく家族連れ。
彼女に膝枕をされて眠る彼氏(だと思う)
オープンカフェは満員御礼。

渋谷駅を14時に出発してここまでで16時。
さあ、目的のカフェまであともう少しだ。

途中、道路沿いの中古CDショップの甘い誘惑に何度も惑わされつつ、ようやく店に着くと

gotham cafe

「18時にオープンします」の張り紙が店頭に…
クローズしてるじゃん!
店内は真っ暗、こちらもお先真っ暗。
人気NO.1の「スープ仕立てのペペロンチーノ」を食べる夢が、ガラガラと音を立てて崩壊していく~。
さすが気まぐれ店主。
恐るべし。

散歩もできたし、風景も楽しめたし、まあいいっか(最近このセリフばっかり)
次回に期待しましょうってことで、自由が丘まで引き返し、ふらんす亭でステーキをパクつく。
調子に乗ってライスを2回おかわり、しかも2回目は大盛り。

帰宅途中、地元の和菓子屋「わかば」にて大福3種を買う。

大福

ただの大福じゃなくて、カフェオレ、生チョコ、ブルーベリー。
はっきり言ってこれは絶品!
しかもここでしか買えない。
ふぅ暑かったな、それにしても。

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