my music history その4

95~96年はハードミニマルの全盛期。
MIX-UPシリーズにジェフ・ミルズが登場するなど、世の中はズンドコ一直線。
今では考えられないが、あの石野卓球だってミニマルに手を染めていたのだ。
(「Berlin Trax」はその集大成)

今は無き新宿リキッドルームで聴いたジェフや田中フミヤのDJでは、疲れてフロアの隅っこで寝てしまうこともしばしば。
ダンスやテクノに触れて間もなかった為、面白いのかクソつまらないのか、きっと判断が付かなかったのだろう。
これがテクノなんだーと訳も分からず聴きまくり、踊りまくっていた。

んで、そろそろモノトーンなミニマルが単調だなと感じ始めていた頃、テクノ人生を揺るがす出会いを果たす。

DEPECHE MODE / Speak & Spell

Speak and Spell
Speak and Spell

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Depeche Mode
Imports (2013-08-01)
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ほとんどのソングライティングを手掛けているのは、現イレイジャーのヴィンス・クラーク。
チャカポコしたリズムにアナログシンセ、そしてデイヴ・ガーンのボーカルが絡み、絶妙なエレポップを演出している。
日本盤CDの1曲目には「New Life」の12インチ・バージョンが収録されていて、BPMの早いリズムマシンのイントロで始まり、ピコピコのシンセが被さり、
そしてボーカルが絡んでいくのだが、当時聴いていたリズム主体のテクノと、ポップス(歌謡曲というべきか)が、頭の中でロボットアニメのごとく
ガシーンと合体した瞬間だった。

これだ、自分が求めていた音楽はこれだったんだ!

自分のテイストにフィットするものってなかなか見つからないものだけど、それを見つけた時の喜び。
このアルバムはCDが擦り切れるほど今でもよく聴いている。

その後、ヴィンスが手がけたYAZOO、THE ASSEMBLYなどを集めたがどれも捨て曲なし。
これをきっかけにUK、ドイツなどのヨーロッパ産ニューウェイブやエレポップにどっぷりハマっていくのである。

この音楽遍歴は一体どこまで続くのだろう…

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