なんちゃって広島人のツアーガイド道中記(その2)

なんちゃって広島ツアーガイド。
最終日の今日は、呉の大和ミュージアムを見学。

広島駅で待ち合わせ、JR呉線を尾道・福山方面へ快速に乗ること30分。
海岸線に沿って走る電車は、日曜だからかガラガラ。
目の前に広がる瀬戸内海は今日も穏やかな水面を湛えている。
この光景が退屈な日常とは全く別世界だったのか、同期二人は痛く感動していた。

さて呉駅を降りて、ひとまず呉観光プラザで情報収集。
どうやら今週末に宮島で宮島かき祭りなる、カキづくしの試食&展示即売会が行われるらしい。
うぅ、その日はアタック25の予選ではないか。
ひと通りの情報収集を終え、いよいよ大和ミュージアムに入場。
入口には1/10サイズの戦艦大和の模型がドドーンと鎮座。
迫力満点。

大和ミュージアム

しかも、場内に常駐している女性スタッフがサービス満点。
持参したデジカメで記念写真を撮ってくれるし、ツアー向けの団体客に一体どこから仕入れてきたんだ?と思わせるほど豊富な知識で解説してくれる。
戦艦大和を建造したドックの存在した街、呉市は明治期には海軍兵学校が置かれ、その後太平洋戦争時には海軍工廠が置かれた日本の中でも重要な軍事拠点だった。街全体が重要機密の塊のようなもので、そこで重工業が発展していったのである。

今は亡き母方の祖父がこの工廠に勤務していたことがあり、幼い頃、工学系の優秀な人材が全国から集められて生活していたという話を聞いたことがある。
戦後、それらの優秀なエンジニアは大量に解雇されたが、彼らは地場の自動車メーカーであるマツダに入社して高度経済成長期の技術発展に大きく貢献したり、ミツトヨディスコといった後に半導体製造や精密測定機器に大きな影響を与える優秀な企業を起業したりと、現在にもつながる仕事を成し遂げている。
んで、戦艦大和と切っても切れない(?)関係にある宇宙戦艦ヤマトの模型もなぜか常設展示されていた。

たしかに、ヤマトが実在した戦艦を改修したというストーリーで初めて戦艦大和を知ったような気がする。
でも、同期の二人は名前しか知らなかったようだ。

たっぷり堪能して、ミュージアムの外にあるBEACONでランチ。

特製ハンバーグを食べながら、ここでも会社の苦労話(愚痴ともいう)を聞く。
今日のOL事務員さんは悩みが尽きないらしい。
ランチが終わって、桟橋をぶらつきながら記念撮影をしたり、海を見つめたり。
昨日よりは少し気温が低いが、この2日間は天気がよくて本当に良かった。
呉駅から広島駅に戻り、新幹線名店街でお土産を物色。
やっぱりもみじ饅頭は外せないようで、その他にも牡蠣海苔やご当地キティちゃんゴーフレットなどを大量に買い込んでいる。
会社用に買うの?と聞いたら、会社には日頃から十分貢献しているので、家族や友達用に買うのだとか。
シビアだね~

二人を見送って家路に着く。
知っているようで知らない広島の新しい魅力を再発見できた2日間だった。

3件のコメント

  1. kohさん
    あたしなんて生まれてこのかたずっ~と広島県人やってるけど,kohさんほどガイド出来る自信ありません。
    それに,呉にもよく行く機会がありますが,今だに大和ミュージアムのは行ったことないし・・・あたしがガイドして欲しいくらいです。
    アタック25の予選会[絵文字:v-295]今週末ですか。
    頑張って下さいね。

  2. >はなさん
    広島に詳しくなったのは、郷土愛の成せる業です(笑)
    母が呉の近くの音戸町出身なので、大和ミュージアムには
    ずっと行きたいと思っていました。
    今回、思いがけず実現したので嬉しかったです。

  3. 2日間お疲れさま‥‥といいたいが、どうして広島市内の観光コースに「め○○○○ぃ」がないのか、小一時間問い詰めたい(ぉ。
    と、半ば冗談はさておき、大和ミュージアムは一度行きたいところなんですよね。 
    「男達のYAMATO」の実物大ロケセットは、尾道まで見に行きましたが、呉は日帰りで行くには微妙に遠い(^_^;)。
    あ、もちろん鈍行使っての話ね。
    OLさんみたく、新幹線なんて貧乏人に使えるわけないじゃないですか(笑)。

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