傘を片手に

速谷神社の紅葉

片道1時間の散歩道の途中、速谷神社の紅葉が鮮やかなので思わず見とれてしまった。
後方に聳える山の木々はオレンジ、くすんだイエロー、ダーググリーンに染まり、秋を終えてそろそろ冬仕度という様相を呈している。
今日は雨が降ったりやんだり、猫の目のようにくるくる天気が変わる。
そのたびに傘を差したり畳んだりと大忙しである。
まるで自然環境とセッションを行っているようだ。

坂本教授がWIN95がリリースされてインターネットが普及し始めた頃、ISDN回線を使って世界同時ライブを行ったことがあった。
常時接続やブロードバンドなど、まだ一般的ではない時代である。
細い回線の為、時折画像や音声がブツブツと途切れる。
それを称して「環境とセッションしている」と発言したのが印象的だった。
当時としては高度なテクノロジーを駆使しながらも、トラブルに対しては独特のユーモアで切り抜けていくスタンス。
それくらいタフでないと、本当の意味でテクノロジーは使いこなせないのかも知れない。

雨露をしのぐ傘というテクノロジーの産物を手に、家路へと急いだ。

3 Replies

  • そういえば、YMO時代も機材がすぐトラブルに陥ったり起動に時間がかかたりする問題を、メンバー(+松武氏)の力量でカバーしていましたよね。
    今は誰でも(その気になれば)テクノロジーで音楽でも何でも作れる時代ですけど、やはり今でもテクノロジーを操れるだけでは「いい物」は作れない気がしています。

  • 浅田真央ちゃんがフィニッシュでずっこけたのを
    「分かる人には分かるミスをしました」
    と言ったのを思い出してしまった。
    いや、それ誰でも分かりますから~(笑)

  • > 通天閣男さん
    テクノロジーにかかわる姿勢で、アウトプットされるものが変わって来ますよね。
    YMOに憧れていたけど100万円以上するシンセが買えなかった宅録少年が、チープなシンセ1台で一所懸命に曲作りをする、とか。
    その時に蓄積したアイデアやノウハウは、「いい物」づくりのヒントになる場合が多いです。
    >ねこさん
    ちょっと背伸びをしたくなる年頃なのかも。
    そんなところが好き(笑)

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